2009-07-26から1日間の記事一覧
・暴力が破壊するもの 1 ・暴力が破壊するもの 2 ・暴力が破壊するもの 3・必読書リスト その二 暴力を振るう側と振るわれる側との関係、暴力の様相、暴力の意味、暴力の影響、そして暴力の成れの果て……。この小説の主人公は暴力である。 広河隆一著『パレス…
1冊挫折、2冊読了。 挫折42『野火』大岡昇平(創元社、1952年/新潮文庫、1954年)/『石原吉郎詩文集』で紹介されていた一冊。文体が肌に合わなかった。50ページほどで挫ける。旅人さん、すんません。 88冊目『東京電力 帝国の暗黒』恩田勝亘〈おんだ・かつ…
妻の頭を帽子とまちがえてかぶろうとする音楽家、からだの感覚を失って姿勢が保てなくなってしまった若い母親、オルゴールのように懐かしい音楽が聞こえ続ける老婦人――脳神経科医のサックス博士が出会った奇妙でふしぎな症状を抱える患者たちは、その障害に…
もしある日人類が忽然と消えたら、地球には一体何が起きるのだろう。地上を覆う人工物、自然、生命がたどる運命は?私たちが環境に与えてきたダメージはどう癒えるのか? そしてこの星が消滅した後も宇宙を漂い続ける、人類最後の痕跡とは? 世界をまたにかけ…
『コンタクト』などの科学啓蒙書で著名なカール・セーガンはその生前最後の著作として、現代の反科学、ニセ科学、反知性的な動きに鋭く警鐘を鳴らす本書をあえて選んだ。それはなぜか。セーガンはこう論ずる――科学的な考え方はわれわれの方法論のなかでベス…