今、日本は大恐慌への第1段階を越えた。平成不況は単なる不況ではない。1929年ニューヨーク発「世界大恐慌」と同じ道を進んでいる。恐慌研究の世界的権威が、この異常現象と恐慌になったら何が起こるかを明らかにした。
〔主な内容〕
- 大恐慌の原因と引き起こされる異常現象
- 3年間で株価は90パーセント下落
- 所得は半分に、失業率は25パーセント
- 大恐慌では銀行の40パーセントが破綻
- ゆるやかに始まり、しだいに加速する
- 経済の累積的縮小と銀行恐慌の複合的産物
- 戦後の大恐慌回避の仕組みが崩れた
- 不況が大恐慌化する道が日本で開かれた