ほかにも痴漢行為があったとの週刊誌「アサヒ芸能」の記事で名誉を傷つけられたとして、エコノミスト植草一秀被告(47)=2審で実刑、上告=が発行元の徳間書店に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は21日、190万円の支払いを命じた。
村田渉裁判長は「記事の内容は真実ではなく、真実と信じる相当の理由もない」と判断。「逮捕後であっても、記事により社会的評価がさらに低下する」と述べた。
判決によると、同誌は2004年4月から06年12月にかけ、逮捕容疑以外にも植草被告が痴漢をしていたとの記事を3回掲載した。
【時事通信社 2008-05-21】