シュガー・レイと錯覚したDragon Ashの「Life goes on」

 初めてこの曲を耳にした時、「あ、シュガー・レイだな」と思った。日本人アーティストだと判った瞬間の驚きったらありゃしないよ(笑)。普通に話す日本語は4ビートである。8ビートのロックは、英語から生まれたものだ。それゆえ日本語のロックは、どこか慌てふためいている印象を受ける。




「Fly」(シュガー・レイ)が心地よく感じるのは、4ビートの中にハワイアンっぽいギターのフレーズが入っているためだ。これが、日本語の“軽さ”と共鳴していると私は考える。




 日本語は書き言葉が漢字であるため、抑揚によって感情を表現する必要がない。英語の場合だと、イントネーションはもとより、身振り手振りまで交えないと意思の疎通が難しい。つまり、文字コミュニケーションにおいては漢字が優れ、話し言葉では英語が優れている(ジェスチャーで補うため)と判断できる。


 優しい日本語は、ゆったりしている。せわしなく話すのは、怒りに任せた時だろう。日本語は、波のリズムと似通っている。


 一方、アナウンサーの言葉はスピードを増している。その背景には、日本の“欧米化”があると感じる。この2曲に耳を傾けて、もう少しゆっくり話すことを心掛けよう。