日本経済新聞のスクープだってさ。
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- Wikipedia
- サラ金の実態
既に古典の感がある、カレル・ヴァン・ウォルフレンの『日本/権力構造の謎』(ハヤカワ文庫)にこんな記述があった。
その(サラ金を規制する)法律ができた過程を見れば、〈システム〉のもとでは、消費者の利益への配慮が後回しにされることがはっきりわかる。省庁間の縄張り争いや、“政治資金”と引き換えにサラ金業者を保護しようとする自民党の動きによって、5つの関係法案の承認が延期になり、成立が6年も遅らされたのである。やっとできた法律も、サラ金を合法化して最高利息を7割3分までとし、サラ金の“経済状態”に合わせて実行可能になった日からは、4割に引き下げると定めるものだった。一方にすでに、利息は年2割を限度とすると明文化された相反する法律があったにもかかわらずだ! この新法により、いちばん得をしたのは、最大規模のサラ金と大蔵省だった。
先日テレビで、橋下徹弁護士が次のように指摘していた。「昔は“サラ金”と聞けば、“怖い”印象を皆が持った。ところが法改正をして、“消費者金融”と名前を変え、サラ金業者はソフトな路線に転じた。メディアがその片棒を担いで、“借りやすい環境づくり”に手を貸した。そうしたメディアの責任も無視できない」(趣意)と。