国民生活センターは9日、エステティックサロンやクリームなどを使った自己処理によるほくろの除去で、やけどを負うなどのトラブルが過去10年に47件あったと発表した。
同センターは「エステ店で医師資格のない人がレーザー施術などをすることは医師法に違反の恐れがある」として、業界団体に改善を要望した。
東京都の50代の女性は2008年9月、「オゾンを数回浴びることでほくろが消える」と聞いてエステ店で施術を受けたが、強い痛みを感じ、2日ほどで皮膚が化膿(かのう)した。静岡県の20代の女性は同年1月、レーザー施術を受け、ほくろ以外の部分がやけどのようになった。