2009-01-08から1日間の記事一覧

体験が人を変える/『宇宙からの帰還』立花隆

私は本書で初めて立花隆を知った。『田中角栄研究』(1976年)や『日本共産党の研究』(1978年)が出た頃はまだ中学生であった。 今となっては既に手垢がついてしまった「知」という言葉も、本書が刊行された頃はまだ啓蒙の薫りを放っていた。「知」は確かに…

アイルトン・セナの遺言/『狼たちへの伝言 3 21世紀への出撃』落合信彦

私の世代の男性であれば若い頃、落合信彦を読んだ時期があることだろう。そう。単なる寄り道だ。だが、活字の世界は奥が深い。寄り道同様に。 モータースポーツに興味がなくても、アイルトン・セナの名前を知る人は多い。日本では「音速の貴公子」と呼ばれ、…

有吉佐和子

1冊読了。 5冊目『恍惚の人』有吉佐和子/初版は1972年6月。223万部という空前のベストセラーとなった。介護の先鞭をつけた記念碑的小説。著者が41歳であったことを踏まえると、立派な作品といってよい。テンポがよく、最後のページも鮮やか。何となく読めて…

清潔と不潔

人は清潔なものを好み、不潔なものも好む。ここに邪悪の存在する余地がある。

捉える

それが私の心を捉えた。それとも、私の心がそれを捉えたのか?