2008-11-02から1日間の記事一覧

小田嶋隆による『広告批評』批判 その一/『罵詈罵詈 11人の説教強盗へ』小田嶋隆

「その三」まで続く予定。ご存じのように『広告批評』という雑誌を主宰したのは天野祐吉だった。何を隠そう私も昔っから嫌いだった。あの飄々とした文章や物腰は、悪意を封印する目的があったと推察している。結論は常に断定を避け、善悪をウヤムヤにしてい…

社会学者が『妖怪人間ベム』を鮮やかに読み解く/『男らしさという病? ポップ・カルチャーの新・男性学』熊田一雄

ジェンダー論は小難しい。いや、もっとはっきり言おう。面倒臭いのだ。「それは差別に決まっているでしょ。でも、本質的な違いってあるのよね」と言われたら、「勝手にしてくれ」と返答するしかない。 本当の問題は、「性差に基づく社会的・制度的・思想的差…

野口晴哉、イアン・エアーズ、茂木健一郎、ジョン・クラカワー、ランドルフ・M・ネシー&ジョージ・C・ウィリアムズ

4冊挫折、1冊読了。 『その数学が戦略を決める』イアン・エアーズ/翻訳は山形浩生。どうも相性が悪い。40ページで挫ける。データ重視の「絶対計算」について書かれた本。例えばこうだ。ワインの質=12.145+0.00117×冬の降雨+0.0614×育成期平均気温−0.0038…

情報の歪み=メディア・バイアス/『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』松永和紀

3ヶ月ほど前に読了していたのだが書き忘れていた。これは好著。安部司著『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』を鵜呑みにしている人(筆頭は宮台真司)は必読。 メディアの仕事は事実を報道することが半分で、残りの半分はデマを捏造することだ。特に映像…