古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『絶対製造工場』カレル・チャペック/飯島周訳(平凡社ライブラリー、2010年)



絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

 一人の男がひょんなことから、わずかな燃料で膨大なエネルギーを放出する画期的な器械「カルブラートル」を発明した。だがこの器械はエネルギーだけでなく、あらゆる物質に封印された「絶対=神」をも解放してしまう恐ろしい器械だった。やがて目に見えない絶対が世界中に溢れ、人々を未曾有の混乱に陥れる──『ロボット』『山椒魚戦争』の作者による傑作SF長編。兄ヨゼフによる挿絵付。



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