古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『親なるもの 断崖』曽根富美子



親なるもの断崖 第1部 (1) (宙コミック文庫) 親なるもの断崖 第2部 (2) (宙コミック文庫)


 長らく絶版になっていたが、遂に復刊。日本漫画家協会優秀賞に輝き、曽根富美子の名を不動にした作品。第2部は一日千秋の思いで待て。

 昭和2年4月、北の海を渡り、4人の少女が北海道室蘭の幕西遊郭に売られてきた。松恵16歳。その妹梅11歳。武子13歳。道子11歳。松恵は着いたその日に客をとらされ、首を吊った。奈落の底で、少女たちの血を吐くような人生が始まった!!