古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

「しあわせになろうよ」長渕剛

 これほど虫酸(むしず)が走る歌も珍しい。歌詞のどこをとっても、次の文章がそれとなく読めてしまう。如何にもってな感じのア・カペラコーラスが胡散臭くってしようがない。


純恋歌」の頃はそれとなく評価できたが、今じゃ、見る影もない。一時期はカリスマを気取ってたようだが、完全に失敗したと見るべきだろう。

 初めて出会った場所に
 も一度戻ってみよう
 そして青い空に抱かれ
 しあわせになろうよ


石野真子と行けば?」と言いたくなるね。