古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-11-14から1日間の記事一覧

ネルーが生まれた日

今日はネルーが生まれた日(1895年)。国民会議の議長でありながら幾度となく投獄された。「日本で象を見たい」という子供達の声に応え、1頭の象を寄贈。1949年上野動物園に到着。83年に死亡するまで同動物園のシンボルとして愛された。54年には10粒の仏舎利…

アストリッド・リンドグレーンが生まれた日

今日はアストリッド・リンドグレーンが生まれた日(1907年)。児童文学作家。世界の70ヶ国語以上で翻訳され、100以上の国で出版されている。教師や事務員をしながら、幼い娘のために書き上げたのが『長くつ下のピッピ』だった。同シリーズは全世界で1億3000…

見るものは見られるものである

〈画家〉と〈見えるもの〉とのあいだで、不可避的に役割が顛倒する。その故にこそ、多くの画家は物が彼らを見守っているなどと言ったのだし、クレーに次いでアンドレ・マルシャンも次のように言うのだ。「森のなかで、私は幾度も私が森を見ているのではない…

斎藤秀雄は子供であろうと手加減しなかった

オーケストラを教えていても、できる子が間違えると怒る。それから二度目に弾けると怒る。最初からなぜそのようにやらないのか、と。 【『齋藤秀雄・音楽と生涯 心で歌え、心で歌え!!』財団法人民主音楽協会編(芸術現代社、1985年)】 斎藤秀雄

『原始仏典』中村元監修、森祖道、橋本哲夫、浪花宣明、渡辺研二、岡野潔、入山淳子、岡田行弘、岡田真美子、 及川真介、羽矢辰夫、平木光二、松田慎也、長尾佳代子、勝本華蓮、出本充代訳(春秋社、2003年)

様々な比喩を用い、民衆を仏の道に導こうとしたブッダの心が、今、よみがえる。最新の研究成果に基づき、流麗なわかりやすい訳文でおくる原始仏典現代語訳の決定版。 第一巻:『聖なる網の教え(梵網経)』『修行の成果(沙門果経)』『真のバラモン(種徳経…

『普遍宗教への階梯 スワミ・ヴィヴェカーナンダ講演集』スワミ・ヴィヴェカーナンダ/大野純一訳(コスモス・ライブラリー、1998年)

19世紀末科学の大攻勢の中、真の宗教の必要、普遍宗教の理想を雄弁に訴え、その実現の手段としての四大ヨーガを体系化し、東洋と西洋、過去と現在の合流点となったスワミ・ヴィヴェカーナンダ最重要講演集。

岡野潔「仏陀の永劫回帰信仰」に学ぶ その一

・岡野潔「仏陀の永劫回帰信仰」に学ぶ その一 ・岡野潔「仏陀の永劫回帰信仰」に学ぶ その二・『21世紀の宗教研究 脳科学・進化生物学と宗教学の接点』井上順孝編、マイケル・ヴィツェル、長谷川眞理子、芦名定道 ・『業妙態論(村上理論)、特に「依正不二…

孫崎享、佐々木英信、J・クリシュナムルティ

3冊読了。 129冊目『日本人のための戦略的思考入門 日米同盟を超えて』孫崎享〈まごさき・うける〉(詳伝社新書、2010年)/元外務官僚が書いた外交・防衛の戦略論。骨太の論考。日米安保に関する具体的な処方箋を提示している。沖縄米軍基地移転問題、そし…