古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-03-21から1日間の記事一覧

歴史文化に不可欠なものは暦と文字

『〈狐〉が選んだ入門書』山村修 世界史は中国世界と地中海世界から誕生した 歴史とは何か 歴史文化に不可欠なものは暦と文字 インドに歴史文化がない理由 『歴史とは何か』E・H・カー 『歴史とはなにか』岡田英弘 ・『世界システム論講義 ヨーロッパと近代…

ロシア・トゥデイ−新型インフル発生の真相・バイオテロ

投資家とは失望した投機家のことだ/『投機学入門 不滅の相場常勝哲学』山崎和邦

「投資は投機に非ず」──こんな言葉を聞いたり見たりすることは多い。株式投資であれば「長期間にわたってその企業を支え、育てるのが投資である」なんて話だ。 馬鹿も休み休みに言いやがれって話だわな。そもそも企業を支える義務が一般投資家にあるわけがな…

芸術は思想である

実際、こういう宇宙的規模のコンセプトというものを描かせた法皇庁の力や、ミケランジェロの気迫といったものは、いまではもうどこでもだれによっても再現できないようなものです。なぜならば、もうそのような芸術を生み出していた社会的、文化的構造は消滅…

耕治人、ロバート・カーソン、J・クリシュナムルティ

1冊挫折、2冊読了。 挫折21『一条の光・天井から降る哀しい音』耕治人〈こう・はると〉(講談社学芸文庫、1991年)/小澤勲著『痴呆を生きるということ』で紹介されていた短篇集。冒頭の「詩人に死が訪れるとき」があまりにも退屈すぎる。私小説というのは、…