古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2009-03-28から1日間の記事一覧

「ゆめの在りか」のあのわ

これは珍しい。Yukkoというリードボーカルがチェロを弾いている。チェロの落ち着いた音と子供のようなボーカルのアンバランスがグッド。アレンジもひとひねり効いている。クラシックの土壌があるためか、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」と構成が似…

KDDI代理店

この手の代理店は何でも屋だ。ある時は携帯電話を売り、またある時は光回線を販売している。テレアポ(電話営業)の手口はコンプライアンス違反というよりも完全な違法行為と化しており、「何でもやってのける何でも屋」という様相を呈している。 電話営業に…

オーストラリア・カジノとつながるヴァチカン財務部/『無境界の人』森巣博

森巣博(もりす・ひろし)はオーストラリア・カジノを拠点とする博徒(ばくと=ギャンブラー)である(森巣は「カシノ」と表記している)。本書のテーマは「日本人論」であるが、自在な筆致はギャンブル哲学を通奏低音とした小説のような味わいもある。 で、…

広河隆一

1冊読了。 45冊目『パレスチナ 新版』広河隆一(岩波新書、2002年)/旧版は1987年に刊行されている。フォト・ジャーナリストである広河隆一は何度も現地を取材している。つまり、現場から見た「パレスチナvsイスラエルの歴史」が書かれている。これは凄い。…