古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

幼児放置死、食べ物探し回る? 冷蔵庫開き、壁に手の跡

 大阪市西区のマンションから幼児2人の遺体が見つかった事件で、現場の部屋にあった冷蔵庫は扉が開いたままで、壁には2人が汚れた手で触ったとみられる跡が多数残っていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。
 死体遺棄容疑で逮捕された母親で風俗店従業員下村早苗容疑者(23)が置き去りにして部屋を出た後、長女桜子ちゃん(3)と長男楓ちゃん(1)は食べ物などを探し回っていた可能性があるとみて、捜査1課が育児放棄の実態解明を進めている。
 捜査1課などによると、2人の遺体が発見された際、部屋の電気は消え、ベランダ側の窓は数センチのすきまがあったが部屋はほぼ閉めきりだった。エアコンは稼働しておらず、冷蔵庫は空だった。
 室内は高温になっていたとみられ、2人はほぼ裸だったほか、死亡前の数日間は何も食べていなかったとみられている。


47NEWS 2010-08-03

中国の言論事情−7.28南京爆発事件

【新唐人2010年7月30日付ニュース】7月28日午前10時、江蘇省の南京で爆音がとどろきました。プラスチック工場の移転工事の際、誤ってガス管を切断したためガスが漏れ、爆発を招いたのです。すでに12人が亡くなったと報道されていますが、実際はもっと多いといわれます。
 7月28日、突如起こった爆発は、南京の町を恐怖と混乱に陥れました。最終的な犠牲者の数は、まだ分かりません。
 現場の様子は、凄惨を極めます。丸焦げの死体に血だらけのけが人。燃え上がる炎に立ち上る煙。ショックで目がうつろな民衆など、まるで戦場のようです。
 しかし、もっとショッキングなことがありました。
 地元の江蘇テレビ局が事故の実況中継をしていると、ある官僚が走り寄って来ました。


 官僚:君はどこの局だ?
 記者:中継しているんです
 官僚:君はどこの局だ?
 記者:江蘇テレビ局です
 官僚:江蘇テレビ局か
 官僚:電話番号は? 誰が中継を許した?
 記者:取材しているんです
 官僚:誰が中継を許した?
 記者:中継をやめます


 結局、現場からの中継は中断されたものの、この光景は地元に放送されました。
 この映像がネットで広まると、官僚の言葉「誰が中継を許した?」は流行語になりました。
 例えば、それをアレンジした言葉……「誰が悲しむのを許した?」「誰が書き込みを許した?」「誰が発表を許した?」「誰が評論を許した?」
 官僚に対する答えも出てきました。「人民が中継を許した」
「中国での自由な報道がどれほど困難か、今回の件は如実に表した」との声も出ました。
 しかし30分ほどすると、この動画は多くのサイトから削除されます。南京市のテレビ局は午後、すべて放送内容をCMやドラマに変えました。
 今回の爆発は地元に衝撃を与えました。市民は何よりも正確でタイムリーな情報を望んでいるに違いありません。だからこそ、地元のテレビ局も現場に急行しましたが、官僚のわずかな一言で実況中継が中断されました。


「誰が報道を許した?」。ネットには、この言葉の分析が載りました。これはつまり、メディアの知る権利・取材の権利・発表する権利を奪うもので、結果的に人々と情報とを隔絶するものだ、というのです。
 またこの後、あの官僚の名前や官職名など、個人情報がネットで暴露されました。
新唐人記者がお送りしました。


千葉景子法務大臣による死刑執行の背景


 森前法相による執行から1年目ということにヒントはないでしょうか。死刑を執行しないのが1年続くと、アムネスティなどから死刑モラトリアム国と認定されるからです。それを避けたかった。法務官僚も、池田香代子ブログ)

トヨタ車の大量リコール問題 やっぱり米国政府の陰謀だった!!


 この幹部は米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)で、トヨタ車の調査にあたっていた。調査結果は「トヨタ車の急加速の原因はトヨタ車の欠陥ではなく、いずれも運転ミス」というものだったが、運輸長官らが公表しないよう指示。運転ミスは闇に葬られるところだったのだ。
「以前から、トヨタの大量リコール問題では米国側の陰謀説がくすぶっていましたが、今回の報道で証明された格好です。経営難に陥ったGMを救済するにはトヨタを追い落とすのが一番という分かりやすい構図です。オバマ大統領も大票田の米自動車業界を味方にしたい思惑で容認したのでしょう」(ゲンダイネット 2010-08-02)

マッチポンプ

「彼らは自分の家へ勝手に火をつけておいて、こんどは、それに水をぶっかけて消そうとしたんです。そして、消しそこねると、その責任を火に負わせたんです」


【『スカラムーシュラファエル・サバチニ/大久保康雄訳(創元推理文庫、1971年)】


スカラムーシュ (創元推理文庫 513-1)

カレーの市民の日


 今日はカレーの市民の日(1347年)。百年戦争フランスの港湾都市カレーを包囲し開城させたエドワード3世は、無帽、裸足で首に処刑のためのロープをまいて6人の市民を差し出すよう命じた。王妃の嘆願で助命。後に、死を覚悟して集った6人の市民をロダンが彫り、ゲオルク・カイザーが戯曲化。