ガブリエル・ガルシア=マルケス、マッテオ・モッテルリーニ、井堀利宏、V・E・フランクル、朝倉慶、三枝充悳、岸田秀、クリシュナムルティ、デビッド・ボーム


 やっとつながった。


 挫折35『百年の孤独ガブリエル・ガルシア=マルケス鼓直〈つつみ・ただし〉訳(新潮社、1999年/改訳版、2006年)/満を持して臨んだが呆気なく挫ける。10ページほどで。「翻訳に時間がかかった」ことに問題がありそうだ。


 挫折36『世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ』マッテオ・モッテルリーニ/泉典子訳(紀伊國屋書店、2009年)/著者が若いせいか文章が散漫。中途半端な雑学事典みたいになっている。30ページほどで挫ける。


 挫折37『図解雑学 マクロ経済学』井堀利宏〈いほり・としひろ〉(ナツメ社、2002年)/20ページほどで挫ける。マクロ経済学の勉強はあきらめた。


 68冊目『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録V・E・フランクル/霜山徳爾〈しもやま・とくじ〉訳(みすず書房、1961年)/今月前半の課題図書。冒頭に70ページほどの「解説」があるのだがこれが噴飯物ナチスへの憎悪を騒々しく煽っている。20代で読んだ時の衝撃的な感動はもうない。フランクル精神分析医としての視点を確保することで、収容所体験を突き放して見つめることができた。水晶のように透明で硬質な文体もそこから生まれたのだろう。再読に値する本ではあるが、三度読むことはないだろう。


 69冊目『大恐慌入門 何が起こっているか? これからどうなるか? どう対応すべきか?』朝倉慶〈あさくら・けい〉(徳間書店、2008年)/一日で読み終えた。CDSクレジット・デフォルト・スワップ)の増殖と膨張が必ずや世界を大恐慌に陥れると力説している。サブプライムローン問題やリーマンショックはそのイントロダクションに過ぎない。CDSは癌というよりも放射能に近い。先進国の政府は含み損を隠蔽するために税金をばらまいている。一つでも出たらアウトだそうだ。国家単位の経済が次々と連鎖して崩壊することになる。私の予想では今年の夏以降だ。


 70冊目『仏教と精神分析三枝充悳〈さいぐさ・みつよし〉、岸田秀〈きしだ・しゅう〉(小学館、1982年/第三文明レグルス文庫、1997年)/一日で読了。いやあ面白かった。あの饒舌な岸田秀三枝充悳の前では借りてきた猫みたいになっている。三枝充悳恐るべし。読んだのは二度目だが大変勉強になった。


 71冊目『人類の未来 クリシュナムルティVSデビッド・ボーム対話集』(JCA出版、1993年)/夜中に目が覚めて、何となく手に取りそのまま読了。その後再び眠りに就く。対話のライブ感と緊張感がよく表れている。言わば、「悟vs知」。まるで、ブッダ舎利弗(しゃりほつ)の対話を見ているような気分になってくる。JCA出版のクリシュナムルティ作品は入手が難しい。クリシュナムルティ本はこれで33冊読了。