古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

須田慎一郎×高野孟:かんぽの宿騒動の真相を語る

高野●麻生さんは盟友の中の盟友である鳩山邦夫を斬り、返す刀で西川も辞任させようと思ったけど、半年もダラダラ続けて西川さんは自発的辞任もなし、会長への棚上げもダメ。結局は減給処分だけで、虻蜂取らずになってしまった。


須田●最終的に誰が決断をするのかも分からず、ダラダラと続けてしまいましたね。


高野●それで、最後はどうなったのでしょう? 私が思うに、小泉純一郎元首相が「本当に西川のクビを切るのか! それなら俺は党を出るぞ」といったようなことを言ったのだと思いますが。


須田●最終的には小泉さんが動いたのですが、それ以外に奥田碩日本経団連名誉会長がブレず、「西川続投支持」ということで決着がついたと私は思っています。


News Spiral 2009-06-28

文庫化『オシムの言葉』木村元彦(集英社文庫)



オシムの言葉 (集英社文庫)

「リスクを冒して攻める。その方がいい人生だと思いませんか?」「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」――サッカー界のみならず、日本全土に影響を及ぼした言葉の数々。弱小チームを再生し、日本代表を率いた名将が、秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。文庫化に際し、新たに書き下ろした追章を収録。ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作。