ケチャを始めて知ったのは20年以上前のこと。『ミュージック・マガジン』の記事で中村とうよう氏が解説していた。耳にしたのは、数年後に買った芸能山城組のCDだった。昨年、2枚のCDを入手し、仕事中はずっと流している。「秩序が織りなす混沌のビート」が生命の根っこを揺さぶる。
三浦和義氏バッシング再燃から見えるもの
それは、「一度、皆で叩いた人間は、何度でも叩いてよい」という社会の合意だ。リンチ殺人に加わった人物同様、罪の意識も少なくて済む。文明がどんなに進んでも、人類が生け贄を求める様相にぞっとさせられる。