『新トレーニング革命 初動負荷理論に基づくトレーニング体系の確立と展開』小山裕史〈こやま・やすし〉(新訂版、1994年/講談社、1991年)/かなり専門的な内容で1/3ほどで挫けた。自転車のペダリング~大転子ウォーキング~ケトルベルを実践してきた経験から初動負荷理論が正しいことは理解できる。小山は負荷が持続するトレーニングは全て否定しており、その最たるものがチューブトレーニングだ。ビックリした。リハビリでもチューブトレーニングは効果があるとされている。投擲(とうてき)などの運動は初動負荷だが、果たしてロッククライミングなどはどうなんだろう? 最も大きな疑問はマシンに依存せざるを得ない点である。自然な動きで行うことのできるトレーニングを自分で模索する。
『「奇跡」のトレーニング』小山裕史〈こやま・やすし〉(講談社、2004年)/有名人をズラズラ並べて自慢するだけの薄気味悪い本だ。理論に自信がないのか、はたまた自分を大きく見せようとしただけなのかは判らず。自画自賛が病的なレベルで騒がしい人物である。巻末のトレーニング法は参照の価値あり。