『誤解された仏教』秋月龍ミン(講談社学術文庫、2006年/柏樹社、1993年『誤解だらけの仏教 「新大乗運動」の一環として』改題)



誤解された仏教 (講談社学術文庫)

 インドに発した仏教は、長い時間をかけてわが国へと到達したが、伝播の道筋で土着の思想と習合し、本来の思想から大きく変容した。この結果、「死者儀礼」「死者に対する〈仏〉という呼称」「霊魂の存在」など、現代に通じる誤った仏教理解が生じる。こうした誤解に塗れた日本人の仏教観を叱り、「仏教=無神論・無霊魂論」の主張を軸に、正伝の仏法を説く。