古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『人口から読む日本の歴史』鬼頭宏(講談社学術文庫、2000年)



人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫 (1430))

 増加と停滞を繰り返す、4つの大きな波を示しつつ、1万年にわたり増え続けた日本の人口。そのダイナミズムを歴史人口学によって分析し、また人々の暮らしの変容と人生をいきいきと描き出す。近代以降の文明システムのあり方そのものが問われ、時代は大きな転換期にさしかかった。その大変動のなか少子高齢化社会を迎えるわれわれが進む道とは何か。