進化は目的を持って進むわけではない

 進化は目的を持って進むのではなく、遺伝子に起きる偶然の変異、それがもたらす体や行動の変化がそもそもの始まりだ。生物は目標を持って、何かをする「ために」進化するわけではない。「ある遺伝子の変異で獲得した性質が、そうでない個体よりも優位だった(つまり繁殖に成功した)かどうか」が問題だ。


【『人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」』三井誠(講談社現代新書、2005年)】


人類進化の700万年―書き換えられる「ヒトの起源」 (講談社現代新書)