2011-03-16 『リハビリの夜(シリーズ ケアをひらく)』熊谷晋一郎(医学書院、2009年) 書籍情報 痛いのは困る。気持ちいいのがいい。 現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを、全身全霊で語り尽くした驚愕の書。新潮ドキュメント賞を受賞!