死刑囚の手紙

 そして千葉さんが執行の判をおして死刑が執行された死刑囚の手紙がわたしには衝撃だった。
 彼はこう書いていた。
「人は未来があるから、反省し後悔し、そして罪と向き合おうとする、けれど死刑が確定したら、もう反省する必要もないし、自分の罪と向き合う必要もなくなってしまう、自分が反対に家族を殺されたりしたら、犯人をけしてゆるさないし殺したいと思うだろう……でも本当に罪と向き合って反省し苦しむためには死刑ではないと思う」


S家の別宅


 他人を殺した人物の人間らしさ。後悔先に立たず。