真剣に向かう

 茶道で、一椀の茶に真剣に向かう人とただ形式だけをなぞって漠然と飲む人では、そこから得るものがまったく違います。椀のお茶はいってみれば運です。茶に真剣に向かう茶人が茶の空間を深く感じ取り、そこからさらに宇宙を直感するように、運に対して心を開いて感じようとする人は運の世界がどういうものかが見えてくるのです。


【『運に選ばれる人 選ばれない人』桜井章一東洋経済新報社、2004年/講談社+α文庫、2007年)】