古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

稲垣足穂が生まれた日


 今日は稲垣足穂が生まれた日(1900年)。人間を口から肛門にいたるひとつの筒と見立てたエッセイ「A感覚とV感覚」を、独自の一元的エロス論として評価した澁澤龍彦をはじめ、多くの人から尊敬を集めた。すべての自作を処女作「一千一秒物語」の注釈であると宣言している。


一千一秒物語 (新潮文庫) A感覚とV感覚 (河出文庫―稲垣足穂コレクション) 足穂拾遺物語