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衝突直前のブラックホールを発見 500年後、ペアが合体か

 地球から2億8000万光年離れた巨大銀河の中心にある二つのブラックホールが衝突直前の状態にあり、500年後にぶつかることが判明したと、国立天文台と岐阜大などが1日付の米専門誌に発表した。
 巨大銀河の形成には巨大なブラックホールが必要という理論が有力で、今回は二つのブラックホールが衝突、合体して巨大なブラックホールができうることを示したもので、巨大銀河形成の仕組み解明につながるとしている。
 ブラックホールの中には、連星のように互いを回るペアがある。研究チームは、以前見つけたペアを野辺山宇宙電波観測所(長野県南牧村)などの電波望遠鏡であらためて詳細に観測。二つの質量を合わせると太陽の20億倍あり、双方の距離は0.02光年で、これまでに見つかったペアの中で最も近いと判明。質量と距離などから、二つが衝突するまでの時間は500年前後と算出した。


47NEWS 2010-12-01


 因みにブラックホールが割れることはない。