古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

決意

 もっとも注目されていたウェルター級のマーク・ブリーランドは、オリンピックで見たかぎり失望の一語に尽きた。ガードを下げ、ヒョイヒョイと動き回るだけで、放つブローに決意というものがこもっていない。


【『彼らの誇りと勇気について 感情的ボクシング論』佐瀬稔世界文化社、1992年)】


彼らの誇りと勇気について 感情的ボクシング論