定見のない日本人

 昨日まで「一億玉砕」を叫んでいたのに、一朝にして「一億総懺悔」を訴えたり、ごく最近まで中国の国連加入阻止に血道をあげていたのに、いつの間にやら国交回復のお先棒を担ごうとする精神は、これとはほど遠いだろう。


【『パラドックス 論理分析への招待』中村秀吉〈なかむら・ひできち〉(中公新書、1972年)】


パラドックス―論理分析への招待 (中公新書 (297))