古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『生命のかたち/かたちの生命』木村敏(青土社、2005年)



生命のかたち/かたちの生命

 それ自体は、かたちをもたない生命が、地上に現われたとたんに、かたちをもつということ、それは何を意味するのか──感性による現象学が、分裂病精神病理学を越えて、“生命”の根拠を問い、新たなる人間学の胎動に耳を澄ます。精神病理学の新しい風景。