古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『解明される宗教 進化論的アプローチ』ダニエル・C・デネット(青土社、2010年)



解明される宗教 進化論的アプローチ

 宗教は人類至高の精神的所産なのか? それとも不幸な軋轢をもたらす躓きの石なのか? 現代哲学の重鎮デネットがついに宗教の謎と矛盾に取り組んだ。志向的姿勢、ミーム、信念の思考など諸科学の概念を駆使し、人類史の精神過程をあくまで科学的・論理的に解明する、瞠目の書。