筋肉がゆるむ必要−リハビリ


 心もまた同様であろう。

 ここで重要なことは、正確にある運動を起こすためには、その筋肉が縮むだけではなく、同時に他の筋肉がゆるむ必要がある点です。たとえば指を曲げて何かをつかむためには、指を曲げる筋肉が収縮すると同時に、指を伸ばす筋肉がゆるむ必要があります。またこのとき、腕や胴体はその運動を支えるために安定していることが大切です。


【『脳から見たリハビリ治療 脳卒中の麻痺を治す新しいリハビリの考え方』久保田競〈くぼた・きそう〉、宮井一郎編著(講談社ブルーバックス、2005年)】


脳から見たリハビリ治療―脳卒中の麻痺を治す新しいリハビリの考え方 (ブルーバックス)