2010-07-25 ビールに適量はない 抜き書き 小田嶋隆 ビールの問題は、「きりがない」ことだ。ビールは確かにウイスキーや日本酒に比べればアルコール度数の低い酒だが、逆にいえば、この酒は浴びるほど飲むことによってはじめて酒たり得る酒だ。頭が痛くならないと飲んだような気がしないのだ。ビールに適量はない。飲み足りないか、飲み過ぎるかのどちらかなのだ。 【『安全太郎の夜』小田嶋隆(河出書房新社、1991年)】 ウィスキーは偉大なる平等主義者 『安全太郎の夜』 安全太郎の夜