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ご飯と鉄分が日本代表勝利の秘訣 専属シェフが会見

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本代表チームの専属シェフとして同行した、サッカートレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県広野町楢葉町)の総料理長西芳照さん(48)が3日、センターに戻り帰国を報告、記者会見した。
 西さんは空気の薄い高地での試合に備え、鉄分を多く含んだレバーやヒジキを毎食おかずの1品に加えたことや、ご飯を炊くのに圧力鍋を使った工夫などチームの活躍を支えた秘訣を披露した。
 西さんは5月末のスイスの直前合宿から代表チームに同行し約1カ月間、1日3食を提供。「1人も体調を崩す選手を出さず、任務を全うできた」とホッとした表情をみせた。
 食材の多くは日本から持参し、日本の食事と同じものを食べられるように工夫。ラーメンやギョーザ、豚肉料理も好評だったという。
 また高地対策に圧力鍋を持参。「鍋が一番の立役者。選手が予想以上にご飯を食べ、米不足のうれしい悲鳴もあった」と振り返った。現地で中国産米などを急ぎ調達したという。
 初戦のカメルーン戦勝利後に闘莉王選手から「勝てたのは西さんの食事のおかげ」とたたえられたのが、最も記憶に残る一こまとなった。


47NEWS 2010-07-03


 さもありなん――勝てば皆が納得してしまう(笑)。