菅原出


 1冊読了。


 88冊目『アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか菅原出〈すがわら・いずる〉(草思社、2002年)/今月の課題図書。昨年読んだばかりだが、やはり面白い作品は何度読んでも面白いものだ。第二次世界大戦前後の米国裏面史。菅原は33歳という若さでこの本を著しているのだから凄い。気になったことはただ一つ。「あとがき」で触れている藤井厳喜産経新聞社といった右寄りの人脈のみ。ナショナリズムというのは空疎な自我と国家を同一化させることで自分を大きく見せようとする思想で、必ず差別主義者になる。