古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『大師のみ足のもとに/道の光』J・クリシュナムルティ、M・コリンズ/田中恵美子訳(竜王文庫、1974年)



大師のみ足のもとに

 扉を叩く者へ
 不真実より真実へと導き給え。
 暗黒より光明へと導き給え。
 死より不死へと導き給え。


「知る、敢行する、決意する、沈黙する。」最後の沈黙することは最も難しいことです。
 もう一つのよく起こる欲望、人の事におせっかいしたいと思うことを、あなたはしっかりとおさえなければなりません。人が何を行い、何と言い、何を信じているかは、あなたの知ったことではありません。その人の為すままにしておくようにならねばいけません。他人を害しない限り、人間は自由に考え、話し、行う完全な権利を持っています。