灰色の雰囲気

 奇妙なことだが、一人の人物が生命力と興奮で室内を満たすことがある。そしてその反対の人物もいて、このご婦人もそうだった。エネルギーや楽しさを消し去り、喜びを干上がらせたあげく、そこから何も吸収しないのだ。こうした人々は周囲に灰色の雰囲気をたちこめさせる。


【『チャーリーとの旅』ジョン・スタインベック竹内真訳(ポプラ社、2007年/大前正臣訳、弘文堂、1964年)】


チャーリーとの旅