古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『極北 コルィマ物語』ヴァルラーム・シャラーモフ/高木美菜子訳(朝日新聞社、1999年)



極北 コルィマ物語

 零下50度のシベリア=コルィマの金鉱。わたしはスターリンの奴隷だった-。奇蹟的な生還の後も生前には刊行を許されず、20世紀ロシアの「地獄」を生きた詩人・作家の作品を、初めて本格的に紹介する。