小澤勲


 1冊読了。


 20冊目『痴呆を生きるということ小澤勲岩波新書、2003年)/決して悪い本ではない。それは明言しておこう。タイトルが気負い過ぎている。痴呆に寄り添うといった程度の内容だ。詳細については書評に記すが、私はどうしても著者が好きになれない。偽善の臭いがそこここにプンプンしている。明らかに認知症患者への偏りが見て取れる。それは、精神科医の冷酷と傲慢を裏返したものであると感じた次第である。この著者は間違いなく「現場の人間」ではない。