古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

岩上安身のつぶやき

 はっきり言えば、今、すっとぼけたふりをしながら、検察批判はスルーして、検察の思惑どおりに小沢叩きをしている大手マスコミの現場トップは、この事件の筋が悪いことくらい、よくわかっています。僕も話を聞いていますから。わかっていて、書き立てているのです。よけいに悪質です。

 ある大手マスコミの中堅は、僕にこう言った。「検察が小沢をやる、と言ってるんだから、そうなるんでしょ。起訴さえすれば、何年か先に無罪になっても、小沢の政治生命は終わってるし、検察は責任を問われない」と。

 続き。その中堅幹部は、「小沢ですら、血祭りになるなら、この先、検察権力に歯向かうものは出てこない。形式犯だろうが、無理筋の汚職ストーリーだろうが、かまわないんですよ」。何もかもわかっていて、そのメディアは、連日、検察ベッタリ、小沢有罪の「報道」を続けている。