説得5時間、「ごめんなさい」と男性投身自殺

 19日午後3時5分頃、静岡県西伊豆町安良里の黄金崎公園展望台近くで、海に面した斜面の手すりの外側に60〜70歳くらいとみられる男性がしゃがみ込んでいるのを観光客が見つけた。
 通報で駆けつけた松崎署員や町役場職員らに対し、男性は「がんの痛みが続いて耐えられない。死にたい」などと自殺をほのめかしたため、同署員ら約30人がかりで説得。
「生きていればいいことがある」などと言葉をかけ続けたが、男性は午後8時10分頃、「ごめんなさい」と言い残して約30メートル下のがけ下に身を投げた。
 漁船が出て、約1時間半後に岩場で倒れていた男性を収容したが、全身を強く打ってすでに死亡していた。
 男性は、身長約1メートル70。中肉で、黒色のナップサックを持っていた。同署で身元を調べている。


読売新聞 2010-01-20