ジェフリー・ディーヴァー


 1冊読了。


 135冊目『スリーピング・ドールジェフリー・ディーヴァー池田真紀子訳(文藝春秋、2008年)/キャサリン・ダンスという女性捜査官が主役。新シリーズのようだ。これがまた凄い。彼女は、話し方やボディランゲージから心理を読み解くキネシクス分析のスペシャリスト。カルト教団のリーダーが脱獄した。彼もまた人の心を見抜く天才だった。そして神の如く人の心を操るのだった。スピーディーな展開に磨きがかかり、まるで『24』さながら。読者を騙す仕掛けがあちこちに盛り込まれている。そんじょそこいらに転がっているミステリの5冊分に匹敵する内容だ。一つだけ瑕疵(かし)を挙げるとすれば、終盤で二転三転する展開はディーヴァーの才が勝ち過ぎて鼻につく。昨日深夜読了。540ページで上下二段組だが3日もあれば読めてしまう。