鷲田清一


 1冊読了。


 130冊目『悲鳴をあげる身体鷲田清一〈わしだ・きよかず〉(PHP新書、1998年)/課題図書3冊目。限られたスペースでありながらも様々な情報を網羅しており、それが一種のスピード感とキレを生んでいる。これぞ新書の醍醐味。自傷行為や飲食、はたまたファッションや感覚器官といったテーマから切り込んでいる。鷲田は身体から「ゆるみ」と「すきま」がなくなりつつあることに警鐘を鳴らす。書誌情報も豊富で読書案内としても秀逸な作品だ。本書を読むと、仏教で説かれる「五陰」(ごおん)がよく理解できるようになる。