古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

J・クリシュナムルティ


 1冊読了。


 125冊目『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)/クリシュナムルティ関連4冊目を読み終えた。クリシュナムルティとの邂逅(かいこう)は、もはや私にとって衝撃というレベルを軽々と凌駕し、「事故」そのものといってよい。クリシュナムルティという巨大なトラックにはね飛ばされ、砕け散ったのは私の卑小な自我である。40年間に及ぶ読書遍歴において、遂に頂点に達した感を抱く。これは、「途轍(とてつ)もない一冊」である。