3冊挫折、1冊読了。
挫折81『林達夫評論集』(岩波文庫、1982年)/調べものがあって開いたのだが私の見当違いだった。冒頭のエッセイが面白い。
挫折82『アイヒマン調書 イスラエル警察尋問録音記録』ヨッヘン・フォン・ラング編/小俣和一郎〈おまた・わいちろう〉訳(岩波書店、2009年)/20ページほどでやめた。私はハンナ・アーレントを読んでいないので、予備知識にと思ったがこれが間違いだった。重厚な資料。
挫折83『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集 1』アントン・パーヴロヴィッチ・チェーホフ/松下裕〈まつした・ゆたか〉訳(新潮社、2006年/新潮文庫、2008年)/ユースフ・イドリースがチェーホフの影響を受けているというので読んでみた。面白いのだが、どうも文体がしっくり来ない。90ページで挫ける。チェーホフは警句の才能が凄いね。
116冊目『脳はなにかと言い訳する 人は幸せになるようにできていた!?』池谷裕二〈いけがや・ゆうじ〉(祥伝社、2006年)/雑誌『VISA』に連載されたエッセイに解説を追加した作品。最新の脳科学トピックスが満載。この人はバランス感覚に優れたところがあるので安心して読める。