1冊挫折、2冊読了。
挫折57『遠野物語・山の人生』柳田國男(岩波文庫、1976年)/『遠野物語』の初版は明治43年、聚精堂で、『山の人生』は大正15年、郷土研究社となっている。本書を開いた目的は、『小林秀雄全作品 26 信ずることと知ること』(新潮社、2004年)で引用された箇所を確認することだった。『山の人生』の冒頭にあった。ほんの2ページほどの文章だった。30ページで挫ける。お化けにはあまり興味がないので。『山の人生』はいつか再読したい。
108冊目『藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義』藤巻健史(光文社新書、2003年)/3時間×6日間の講義を編んだ作品。マーケットの仕組みがよく理解できる。モルガンを退職後、ジョージ・ソロスのアドバイザーを務めたというのだから凄い。ただし、その手法は裁定取引であるため、実際の売買には役に立たず。50ページほどまでは読みにくいが、その後はすんなり読める。金融の概念を知るための良書である。
109冊目『ワイルダーのアダムセオリー 未来の値動きがわかる究極の再帰理論』J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア/長尾慎太郎訳(パンローリング、2003年)/読むのは二度目。前よりは少し理解が深まった。本物の理論は単純であるがゆえに信じ難い。あと5回ほど読んだら、売る予定(笑)。