ということでどうだろう、世襲議員については、その呼称を改めて「こぶ平議員」と呼ぶことにしようではないか。そうすれば問題がはっきりするはずだ。
「麻生さんも、ああ見えてこぶ平だからなあ」
と、先代の先生の遺影に惑わされることなく、現役の候補者の立ち位置にこぶ平の顔を重ねて見るようになれば、もう少し冷静な判断ができるようになる。
「むしろカズシゲじゃね?」
と、別方向からの突っ込みが入れば、世襲論議はさらに豊かなものになる。
いずれにしても、立候補の制限には反対だ。
勝手に立たせて、存分に落とすべきだ。
- 議席を相続する二世議員/『かくかく私価時価 無資本主義商品論 1997-2003』小田嶋隆