古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

佐野洋子の『100万回生きたねこ』は『100万回死んだねこ』だった?


 そんな話題を見つけた。

 発行元の講談社佐野洋子にまで質問したと書かれていて驚いた。これは多分、「おれは、100万回も 死んだんだぜ」というねこのセリフが何度か出てくることから生じた誤解だろう。


 ちょっと考えればわかることだが、『100万回死んだねこ』であるはずがないのだ。なぜなら、ねこは100万1回死んだのだから。