『挙手禁止』反対の都立高校長 竹花委員、人事介入発言

 東京都立学校の職員会議で「挙手」や「採決」で職員の意向を確認することを禁止した都教委通知の撤回を要求する都立三鷹高校の土肥信雄校長(60)に、都教委の竹花豊委員が「人事上の措置」を講ずるよう事務局の都教育庁に指示していたことが分かった。同委員が26日、都教委定例会で述べた。同委員は警察官僚出身の元副知事。教育委員が特定教員への“人事介入”を公言するのは異例。
 竹花委員は定例会で「土肥校長の言動は何らかの人事上の措置を講ずべきものとして事務局に検討を求めたが、すでに退職を間近に控え、意味が乏しいとの見解に理由があるので、見送ることを良とした」と語った。
 都教委は昨年11月、土肥校長の言動について「何らかの反省を促す」方針で一致していたが、人事措置までは言及していない。竹花委員の指示はその後の時期とみられる。
 本紙の取材に土肥校長は「何も間違ったことをしておらず、人事措置を受ける理由はない。間違っているのは都教委の方ではないか」と話している。
 土肥校長は今春で定年退職。都教委の非常勤職員採用に応募したが、不合格となった。合格率は例年、100%近いため、不採用取り消しなどを都教委に求める民事訴訟を近く起こす考えという。


東京新聞 2009-03-26夕刊