1冊挫折、1冊読了。
挫折13『わが魂を聖地に埋めよ アメリカ・インディアン闘争史』ディー・ブラウン/鈴木主税訳(草思社、1972年)/良書と思われるが、フォントが小さ過ぎる。8ポイントか。また、資料的要素が強く、読み物としてはイマイチと判断した。30ページくらいで挫ける。
40冊目『人生の短さについて』セネカ/茂手木元蔵〈もてぎ・もとぞう〉訳(岩波文庫、1980年)/森本哲郎著『生き方の研究』で紹介されていた一冊。これほど面白いとは思わなかった。セネカはイエスと同時代を生きた。ギリシア哲学ストア学派の代表選手。ネロを支えた政治家であった。現代の政治家でこれほどの思索を為す人物が果たしているであろうか。文明の発達は、思想を退化させるのかも知れない。